鼻腔レーザー手術というもの
2017/05/26
目に続いて鼻の話。
皆さんは、手術を受けた経験がありますか?
私は一度だけあります。
幸いなことに、重い病気や怪我による手術ではありませんでしたが。
春になり、花粉症の時期になるとついその事を思い出してしまいます。
鼻の手術
あれは高校生の頃だったと思います。
アトピーの宿命というべきか、私は昔から鼻炎のために鼻の通りが悪いのが悩みでした。
そんなある日、風の噂で「鼻腔レーザー治療」なるものを行っているクリニックがあると耳にしたのです。
早速調べてみると、鼻腔が狭くて通りが悪い状態をレーザー治療で拡張して治すものらしい。
「手術」と聞くとどうしても身構えてしまうが、現状を打開すべく勇気を出して行動してみることにした。
とりあえずクリニックに行き、説明を受ける。
「手術」と言っても、施術自体は5~10分程度で終わる簡単な物らしい。
鼻の状態も見てもらうが、「かなり酷い状態だ」と言われてしまった。
鼻腔が相当狭いらしく、息をするのが大変だろうと。
費用の方も、保険が効くため一万円以下で済むらしい。
私は早速、手術の予約を入れてもらうのであった。
手術当日
緊張と共に本番の日を迎えた。
まずは、薬液を染み込ませたガーゼを鼻腔内に詰め込むことで麻酔をかける。
十分に効いた所で、ガーゼを取り出し施術開始となる。
鼻の内部をレーザーで焼いて拡張していくのだが、麻酔のお陰で痛みは全く無かった。
いくら説明段階で痛みはないと言われても、初めて手術を受ける身としては怖いものである。
その代わり、焦げ臭さが尋常ではない。
考えてみれば当然の話なのだが、臭いを感じ取る器官である鼻を直接焼いているのである。
鼻の中でBBQをしているようなものだろう。それも焦げるまで。
そうして焦げ臭さを我慢し、手術は無事終了。
本当にあっという間だった。
術後の経過
手術が終わってクリニックを後にし、数時間後だっただろうか。
麻酔が切れてきたのか、徐々に鼻の痛みを感じるようになってきた。
そこまで大きな痛みではないが、地味に辛かったのを覚えている。
患部がかさぶたになって固まるまでは、鼻血も出る。
かさぶたが自然に剥がれるまで、あまり触らないように注意しよう。
かさぶたのせいもあり、術後は逆に鼻づまりを感じるかもしれない。
しかし、1~2週間経って完治した所で劇的な変化を実感する。
鼻の中が広い!
両鼻とも鼻呼吸がスムーズに出来る!
開放されたような清清しい気分だった。
手術のデメリット
これは施術の説明の時にも言われたことですが・・・
個人差はあるものの、半年から一年程度で鼻腔が元に戻ってしまう人が多いらしいです。
私も正確な期間は覚えていませんが、そのくらいで元に戻ってしまいました。
再手術も可能なので、効果が無くなったらもう一度施術してもらえば良いのですが。
正直、あの施術から術後の苦痛を考えると気軽に出来る物ではないと思います。
社会人になった今では尚更。
あの通りの良い鼻は非常に魅力的で捨て難いのですけれど。
手術するべき?しないべき?
鼻づまりで困っている人は、一度経験してみても良いと思います。
効果には個人差があるそうなので、人によっては劇的な改善が見込めるかもしれません。
術後が少し辛いですが、一時的にでも鼻の通りを良くしたいなら施術の価値有り。
もし割に合わないと感じるようであれば、私のように一度限りの思い出としましょう。
鼻づまりで困っている方の参考になれば幸いです。